東名高速あおり運転事故の争点

雑記

事件概要

東名高速あおり運転事故の概要
引用:https://www.sankei.com/premium/photos/171023/prm1710230004-p1.html

今回の事件は、加害者(石橋被告)が被害者(萩山さん一家)の自動車に対してあおり運転をした後、加害者と被害者の自動車が停車しているときに、後続のトラックが被害者の自動車に追突した、という経緯。

加害者の行為が、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 2条4項 、に該当するかが問題となった。

 

2条4項の条文

“人または車の進行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進行し、その他進行中の人又は車に対し著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を 運転する行為”

要件は3つ

  • 妨害目的
  • 接近行為
  • 接近したまま危険な速度で運転

 

争点は

3つ目の要件ですね。 事故当時、加害者は車を停止させてたんだから『運転』してないじゃないか、と。

 

私見

犯罪の基本的な成立要件は、①実行行為、②結果の発生、③実行行為と結果との因果関係、④故意、⑤責任。

これを、2条4項とあわせて考えると、①接近行為と危険な速度で運転、②被害者の死傷、③そのまま、④妨害目的、⑤責任となる。

②③④⑤については否定要素はなさそう。

①実行行為の成立時期は、結果発生の現実的危険性が生じたとき、とされている。この場合の『危険』の内容は「後続車に追突されて死傷するおそれ」。

加害者の車が被害者の車の前に入って停車するまでに、速度が60キロ➡50キロ➡40キロと落ちていってるはずだから、ある程度まで速度が落ちた時点ー例えば10km/hまで減速して 運転していた時点ーというのは後続車に追突されるおそれが相当に高まっているといえます。

したがって、①加害者が被害者の車の前に入って減速➡10km/hまで減速して運転していた時点で後続車が追突する危険発生➡②実際に衝突・被害者死傷。

つまり、車の停止以降のことについては、犯罪の成否とは無関係。

あるとおもいます

 

結論

えっ?それ争点なの?ʅ(◔౪◔ ) ʃ?

2018-12-09

Posted by aki