『玉葱とクラリオン』感想【ファンタジー SF 内政】

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雪山の日没

小説情報

作者:水月一人

文字数:2,715,530文字(完結済)

未書籍化


ソシャゲで遊んでたら異世界に迷い込んでいた青年、但馬波留。剣と魔法が支配するゲームみたいな世界に困惑しつつも、現代人の知識を頼りに立身出世しようと目論むが……そこはかつて勇者が君臨していた内政チート国家だった。
 空腹は満たされ清潔な衣服を纏う人々。経済的に町は潤い鉄筋コンクリートの家が建ち並ぶ。生半可な知識は通用せず、ろくな職にもつけず埋没する彼は、生き残りをかけた起死回生の策に打って出た。
「他ならぬあなただけに、特別なお話があるんです。いえいえ、怪しくなんかありません。私の故郷ではねずみ講と言うのですが……」
 これは詐欺師と蔑まれ、後にソープ王と呼ばれた男の異世界サクセスストーリー。


https://ncode.syosetu.com/n0632db/

感想

ここは異世界なのか?地球なのか?時代は?という謎を解いていくのがメインの物語。

ファンタジー + SF

序盤は下ネタ全開。ですが、中盤以降はシリアス一直線。前半コメディー・後半シリアスの極端な構成。

ハッピーエンドです(たぶん)。

若干ネタバレ!を開く
アーニャちゃん的にはビターエンド

レベル・ステータスetc…といった要素がありますが、これらはストーリーと関連してるし、あまり出てこないのでそれほど気にならないです。スパイス程度。

物語全体に渡って内政が関わってくるので、蘊蓄垂れ技術解説にかなりの文量を割いています。
場合によっては1話のほぼ全部が解説に割かれていていたり、図を使ったりするくらい細かい。

 

まとめ

序盤から謎だらけでとにかくワクワクしながら読みました。

一方で、後半はシリアス一辺倒なのでもうちょっとバランスよくしてほしいなぁとも思います。後半に入ると先が気になりすぎて一気読みするしかなくなります。

総合的には個人的に好きな小説ベスト3に入ってます。

管理人はブリジット派

派手な光のエフェクトと共に、丸っこいキャラクターが何もない空中に現れた。丸っこい鼻とでかい口。不恰好な尾びれと背びれ。恐らくイルカをモチーフにしたキャラクターだったのだろうが、頭身の狂いのせいかまるで胎児を連想させて、可愛いというよりグロかった。ゆるキャラを外人が真似して作ったら、気がついたら邪神になっていたといった感じである。やけに迫力のあるヌラっとした光沢のある瞳は、死んだ魚の目をしていた。

『但馬、波留、さん。新世界へようこそ。ボクの名前はキュリオ。見ての通りイルカの妖精さ』

「いや、見てもわかんねえよ。妖精って図々しい奴だな。てか、新世界ってなんだよ。ジャンジャン横丁?」

『それじゃ、早速チュートリアルを始めるよっ♪』

「聞けよ」

『ここはロディーナ大陸西端、リディアの地。君は南方に浮かぶ島国から商船に乗ってやってきた。でも、大嵐に遭遇して船は沈没。船の残骸にしがみ付いて九死に一生を得た君は、三日三晩海をさ迷い、この海岸へと辿り着いたんだ』

「……って設定なの? てか、マジ? ゲームなの? これ。ねえ、ちょっと」

『常夏の国、リディアは豊富な資源を有する夢の国。君は商船の積荷を失い、無一文になってしまったが、新天地で一発逆転の下克上を目指すことにしたんだ』

「国に帰る努力をした方がいいんじゃないか」

『無一文の君が頼れるのは、溢れんばかりの勇気と好奇心!』

「それ、無謀とは言わんのか?」

『そして人並みはずれた豊富な魔力があったんだ』

「え? なになに? 魔力? 俺、魔法とか使えちゃうの? メラとかホイミとか出来ちゃうの?」

『もちろんさ。君には類稀な魔法の資質があった。新天地への不安はあったけど、君はその溢れる魔法の力を駆使して乗り越えようと決意したんだ。おやおや? 待ちきれないみたいだね。それじゃ、早速試してみよう。Here we go!』

「お、おう! ヒウィゴー!」


序章『他に言うことあるんじゃねえの

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2018-10-15

Posted by aki